「老化とは何か」と考えたとき、どうもぼくには二種類の老化があるように思える。ゆっくりと少しずつ進むものと、短期間のうちに急激に変化するものだ。
老化が急激に起こるわけがなかろうと言われるかもしれない。実際、世間一般で言われている老化とは、前者の「加齢と共にゆっくりと身体が衰えていくこと」を指すのだろう。
老化を「刺激に対して反応が鈍化すること」と捉える。
環境の変化への対応能力の低下、これも老化と言えなくはない。
しかしそもそも老化は基礎があってこそ起こるものである。
ここで重要な主張として、急激な変化こそが注意すべきものだと言いたい。