みんなが皆、夢を持ってその夢に向かって努力してなくたっていいじゃない。 ただ毎日を過ごして、その積み重ねの生涯の、何処がいけないの? 夢中になれるものがなくたって良いじゃない。それなりに楽しく、それなりに辛い。
そんな生活の何が不満なの?
自分の夢がなくても、別に何も悪いことじゃないと思う。 「つまらない人生だ」なんて言うやつは放っておけばいい。 焦らないことだ。 人生は長い。
自分の夢がなくても、誰かの夢を支えることはできる。 夢を追うことは多くの手助けを必要とする。 そういう人を支えてあげられるような人だって立派だ。 夢を追いかけることと同じくらいに立派だ。
夢を追うひとがいれば、それを支えるひとがいるべきだ。 夢を追うひとよりも、支えるひとが多くいた方がきっといい。 広い意味で、普通に毎日を過ごすことで、社会が回っている。 そういう土台があってこそ、夢に向かう人が存分に夢に立ち向かえる。
そういう人生も、もっとスポットライトを浴びていいように思う。 ゴールを決めた人ばかり注目されるのは仕方ないが、そのゴールをアシストした人も、もう少し讃えられていいんじゃなかろうか。
- この文章は、夢を持ち、それに向かって努力するだけが美徳ではないのだという心持ちで書いている。
- 夢を持つべきではないなどと書いているわけではない。夢があるに越したことは無い。